ミルフルールのタピスリー、花冠
活動プログラム紹介 ▸ 学校文化行事への協力

展覧会 全学年共同作品
「ミルフルールのタピスリー、花冠」

図工
実施協力:一般社団法人 全国花卸協会(花材の提供・講師派遣)
フランスのクリュニー中世美術館収蔵の五感をテーマにしたタピスリー「貴婦人と一角獣」を鑑賞後、そこに織り込まれた花と同じ生花を観察し、それらの花をモチーフに紙のタピスリーを制作します。
展覧会当日は、タピスリーに登場する貴婦人の花冠を模して生花でつくった花冠をかぶり、タピスリーを背景に写真撮影を行います。
作品の鑑賞を観察や制作、身体表現につなげ、作品を様々な角度から体験します。
図工鑑賞

実施条件

対象学年: 小学校高学年以上
実施場所: 体育館等の広い場所
所要時間: 180分(4単位時間)
展覧会ワークショップ 70分(1単位時間+25分)
授業講師: 花道家、花き市場の講師
感性の教室ファシリテーター

プログラム概要

授業プログラムの概要

  1. 「貴婦人と一角獣のタピスリー」を鑑賞して、作品についてお話をきく
  2. タピスリーにデザインされた生花を「見て、嗅いで、触って」観察する
    市場の講師から、花の名前と産地についてきく。
    ナデシコ・パンジー・マーガレットの3種から、一人1本ずつ花を観察しスケッチをする。
  3. 他の2種類の花の観察をする
    スズランの花の香りを嗅ぐ。(毒があるため、スタッフが持つ花を見て嗅ぐのみの体験)
  4. 観察した花の絵を描く(花の下絵を描く)
    1) 一人ずつ1枚の色画用紙に、大きく一つ、観察した花を鉛筆で描く。
    2) 鉛筆で描いた線を油性ペンでなぞる 。
    3) クレヨンで花の色を丁寧に塗る 。
    4) 早く終わった人は、別の花を見ながら2枚目を描く。
  5. 観察した花を各クラスごとに、花器にいける
  6. 花の下絵に、紙や布を貼る
  7. できあがった花の絵を切り抜く
  8. 切り抜いた絵を班ごとに、ロール紙にレイアウトする
    レイアウトが決まったら、鉛筆で花の絵をなぞっておく。
    花の絵をロール紙に、貼る。
  9. 鑑賞
    でき上がった作品をみんなで鑑賞する。

展覧会ワークショップ 展覧会当日に実施

  1. ワークショップについてお話をきく
  2. 市場の講師から、使用する花やツタの名前と産地をきく
  3. 花冠のつくり方の説明をきく
  4. 制作
    ツタを輪にして、花冠のベースをつくる。
    輪にしたツタに、バランスを考えながら花を差し込んでいく。
  5. 花冠をつけて撮影
    花冠ができあがったら、体育館に展示したタピスリーの前に移動し、タピスリーの登場人物になりきってポーズをとり、写真撮影を行う。

授業風景

花を観察する/スケッチ・嗅ぐ・触る
花を観察する/スケッチ・嗅ぐ・触る
観察した花をペンで描き、クレヨンで色を塗る
観察した花をペンで描き、クレヨンで色を塗る
観察した花を一人1本ずついける
観察した花を一人1本ずついける
花の下絵に紙や布を貼る
花の下絵に紙や布を貼る
でき上がった花の絵を切り抜く
でき上がった花の絵を切り抜く
ミルフルールのタピスリーをつくろう
花の絵をロール紙にレイアウトして貼る
400×270cmのタピスリーが完成「貴婦人と一角獣」の実寸程の大きさ
400×270cmのタピスリーが完成「貴婦人と一角獣」の実寸程の大きさ
展覧会ワークショップで花冠を制作
展覧会ワークショップで花冠を制作
花冠をかぶり登場人物になりきってポーズをとり撮影する
花冠をかぶり登場人物になりきってポーズをとり撮影する